皆さんは歴史が好きですか?
「歴史なんて難しくて面白くない」と感じる人もいれば、「歴史が大好き!」という人もいるでしょう。
私は後者で、歴史がとても好きです!
特に、時代の変遷や人々の生き様に触れることができる作品には心惹かれます。
今回、私が注目したのは『暗殺教室』で知られる松井優征さんの歴史作品。
歴史好きとしても、松井さんのファンとしても、これは「絶対に見るしかない!」と思いました。
物語は鎌倉幕府崩壊後という殺伐とした時代を舞台にしており、武士たちの熾烈な生き様が描かれるとあって、歴史好きにはたまらないワクワク感を感じています。
逃げることが恥とされる武士の中で、逃げることでこの混沌とした時代を切り開いていく…。
『見るしかないっ!!』
それでは、この作品に関する情報をご覧ください。
逃げ上手の若君
時は西暦1333年、武士による日本統治の礎を築いた鎌倉幕府は、
信頼していた幕臣・足利高氏の謀反によって滅亡する。
全てを失い、絶望の淵へと叩き落とされた幕府の正統後継者・北条時行は、
神を名乗る神官・諏訪頼重の手引きで燃え落ちる鎌倉を脱出するのだった…… 。
逃げ落ちてたどり着いた諏訪の地で、
信頼できる仲間と出会い、鎌倉奪還の力を蓄えていく時行。
時代が移ろう大きなうねりを、「戦って」「死ぬ」武士の生き様とは反対に
「逃げて」「生きる」ことで乗り越えていく。
英雄ひしめく乱世で繰り広げられる、
時行の天下を取り戻す鬼ごっこの行方は――。
原作:松井優征
(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
制作
CloverWorks
CloverWorks
総合評価 4.8/5.0
感想
この作品の時代背景は波乱に満ちた時代であり、アクションアニメとしての盛り上がりがとても良かったです。
SNSでも話題になっていましたが、主人公・時行が命がけで逃げる際に見せる独特な表情、特にマゾヒスティックな一面は、男女問わず魅力的に感じられました。
シリアスな展開とコミカルな場面の切り替えが絶妙で、メリハリのあるストーリー展開により、見ていて、飽きる場面が一つもありませんでした。
緩急のあるストーリー展開は、やはり、見ている人を惹き込む力がありますね。
緩急のあるストーリー展開は、やはり、見ている人を惹き込む力がありますね。
さらに、敵味方問わず全てのキャラクターが個性豊かで、全員に魅力が詰まっています。
特に諏訪頼重を演じる中村悠一さん!!
流石です。毎度、脱帽です。
流石です。毎度、脱帽です。
ギャグ要素満載でありつつ、決める時にはしっかり決めるギャップが非常に魅力的でした。
作画についても、キャラクターの内面から漏れ出す異質な雰囲気や、血生臭い場面の描写が、荒々しい時代背景を見事に表現しており、非常に良かったです。
何よりも印象的だったのは足利高(尊)氏のラスボス感です。不気味さ、猟奇的な雰囲気、絶望感の全てが揃った、まさに「THEラスボス」という存在感が最高でした。
全体を通して、作品の魅力が詰まった素晴らしいアニメだと思いました!
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