この作品を見る前、タイトルを見て18禁系の作品だと思っていました。しかし、実際に観てみるとそんなことはなく、タイトルの意味が作品を通じて理解できました。
私は、自分の「好き」を表現することに抵抗があります。それは、周囲の目を気にしてしまうからです。でも、この作品の主人公・奥村正宗は、自分の「好き」を堂々と言える人物です。私は、そんな奥村が大好きです！
この作品では、自分の好きなことを表現することの素晴らしさに感動します。
内容は情熱的な要素が強く、ラブコメ要素もありますが、それ以上に登場人物一人ひとりが持つ情熱に深く魅了されました。
観ることで、自分が受け入れられているような心地よさを感じ、同時にしっかりと楽しめる作品です。
それでは、この作品についてさらに詳しくご紹介します。
漫画研究部部長・奥村は今日も部室でひとり、画面の向こうに映る
愛してやまない2次元のキャラクター・リリエルの名を叫んでいた……。そんな奥村のもとへやってきたのは
「リリエルになりたい」という3次元女子・天乃リリサ。彼女は、漫画の中に登場する女の子のエッチで可愛い「衣装」が大好き。
そして、奥村に負けないくらいリリエルを愛する仲間(オタク)だった！奥村に秘密の趣味がコスプレであることを明かしたリリサは、
コスプレの写真や動画が詰め込まれた
「ROM(ロム)」のコレクションを見せて伝える――。
リリサが変身(コスプレ)したリリエルは奥村が衝撃を受けるほど本物(リアル)で!?
熱意に押された奥村もカメラを手に!?真摯に熱くコスプレに向き合う彼らが、
「何かを熱烈に愛している」全てのオタクへ贈る
コスプレ青春ストーリー、開幕!!
（集英社「少年ジャンプ＋」連載）
アニメーション制作
J.C.STAFF
この作品を見て、改めて感じたのは「情熱」です。
冒頭でも触れたように、この作品の一番の魅力は登場人物たちが見せる情熱に尽きます。主人公の奥村は、天乃リリサがやりたいコスプレを全力でサポートし、そして何より、「自分の好きなもの」を大切にしています。また、最高の写真を撮るための努力も惜しまない姿勢には感動させられました。リリサもリリエルというキャラクターになりきるために、物凄い努力をしており、その情熱が作品全体に深い魅力を与えています。その他の登場人物たちも、みんなそれぞれに情熱を持ち、その情熱が物語を引っ張っていきます。これこそが、この作品の大きな魅力のひとつだと思います。
さらに、ヲタク文化への理解と愛が詰まっているのも素晴らしい点です。ヲタクと言えば、作品への愛情や熱量が非常に高いことで知られていますが、昔はその情熱が周囲から白い目で見られることもありました。しかし今や、ヲタク文化は多くの人々に認知され、かっこいいものとして受け入れられつつあります。休み時間にラノベを読んでいたり、アニメを見ていたりすることも、今では恥ずかしがることなく楽しむことができる時代になっていると思います。この作品は、ヲタクの魅力やカッコよさをしっかりと伝えてくれます。その姿勢に共感でき、胸が熱くなりました。
個人的に特に感動した話数は、21話です。これまで見てきたアニメの中で、たった一話の中でこれほど泣いた作品はありません。最初から最後まで涙が止まらなかったのです。
アニメや漫画に感動するってこんなにも素晴らしいことなんだなと改めて感動する話でした。
ラブコメ要素としては、「そんなわけあるかい！」とツッコむ場面も多々ありますが、嫌にならない程度なので、ラブコメが苦手な人でも見やすいと思います。
（羨ましく思う感情はなるべく控えましょう…）
そして、2期の展開が楽しみでなりません！
主人公の心の変化や、周囲の人たちの心の動きがどう描かれていくのか、非常に楽しみです！
最初はラブコメ目的で観始めた作品でしたが、実際には心が熱くなる場面が多く、予想以上に深い作品でした！
最高です！！
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